毛穴・シミ・乾燥肌・くすみ・シミのスキンケア

スキンケアに関心がありながら、肌のことを正しく理解されてる方は少ないものです。肌は、うえから表皮、真皮、皮下組織と3つの層になっています。よく言われる角質層とは、表皮の一番外側の部分で、肌内部の水分をにがさないように防いだり、外からの刺激から守る働きがあります。表皮の一番深いところに基底層があり、そこで表皮細胞が作られて、次々と肌表面へと押しあげられながら、角質層の角質細胞になり、最後は垢になって剥がれ落ちます。これをターンオーバーといって、若い方は28日くらいのサイクルでおこなわれますが、30代・40代と年齢肌を迎えると、40日以上かかってしまいます。ターンオーバーが遅くなると、角層が厚くなって表皮が薄くなり、肌がガサガサしたり硬くなったり、肌がくすんだり、乾燥肌やシワといった肌トラブルがおきます。当然、メイクのノリも悪くなります。このターンオーバーの遅れを速める方法として、溜まった古い角質を取って肌の再生を活性化するピーリングがあります。ピーリングをすることで、ザラつきも取れて、ツルツルとした化粧ノリも良い肌になります。ピーリング化粧品には、フルーツ酸やAHA配合のものが多く市販されています。また、クエン酸と精製水があれば、簡単に手作りのセルフピーリングができます。ピーリング後は、次のお手入れの浸透が良くなりますので、シミが気になるようでしたら、美白美容液をつけると良いでしょう。また、ピーリングした後は、きちんと保湿をして、外へでかける際は、できるだけ紫外線の影響を受けないよう、ファンデーションをつけて、日傘や帽子でカットしてください。肌に異常を感じた場合は、さらに効果の弱いものに変えてみてください。ピーリングケアの目安は、週に1回から2回くらいです。毛穴のまわりも柔かくなりますので、毛穴も目立たなくなるでしょう。剥がすタイプの毛穴パックは、そのときだけで、毛穴を目立たなくすることができませんし、余計に毛穴が大きくなることもあるので控えた方が無難です。毛穴の角栓をキレイにするには、酵素洗顔料がよいでしょう。年齢肌に多いたるみによる毛穴の広がりは、ビタミンC誘導体配合の化粧品をつかって、真皮のコラーゲンを増加させて肌のハリを取り戻すことが有効です。

 

美容皮膚科医がすすめるスキンケア

東京港区にあります美容皮膚科の病院にて、30年ほど勤務しております美江と申します。病院で毎日患者さんをみていますと、乾燥肌や敏感肌、シミ、シワ、たるみ、毛穴、ニキビ、炎症などの肌トラブルの方が大変多くいらっしゃいますが、そういった悩みを持った方のほとんどが、美肌づくりやエイジングケアに非常に熱心な20代、30代、40代の女性たちです。クレンジング、洗顔、化粧水、美容液、クリームや乳液のほかに、ローションパックや美顔器でマッサージをしたりと、人一倍努力されてます。にもかかわらず、なぜ彼女たちの素肌はボロボロなのでしょう。それは、良かれと思って習慣化して5年、10年、20年と毎日続けてきたスキンケアが、実はまちがっていたからです。正しいスキンケアを学ぶ機会というのは、学校でも滅多にありませんし、ほとんどの方がお母さんやお祖母ちゃんのスキンケアを見たり、美容雑誌で読んだり、ほぼ自己流の方も多いかもしれません。ですので、手間暇かけてお手入れすれば、それに比例して美肌を手に入れることができると誤解されて、クレンジングや洗顔を丁寧に5分間以上かけて洗いすぎてしまったり、化粧水を大量に肌につけるだけのお手入れ、美顔器で長時間マッサージするなど、まちがったスキンケアを長年信じて続けていらっしゃる方が大勢見受けられます。なかには、化粧品の販売員の方も多くいらっしゃいます。コスメを扱うプロの方でも正しいお手入れ方法や化粧品の選び方を知らないのですから、店頭では販売員の言葉をそのまま鵜呑みにせず、自分の判断で選ぶ知識を多くの人にぜひ知ってもらいたいと願っています。肌は、正しいお手入れをすると、きちんとそれに応えてくれます。それに、なにも難しいことはありません。高級化粧品を買ったり、美容クリニックやエステサロンへ通わなくても、毎日正しくスキンケアをおこなえば、透明感のある健康的な肌になることができます。もちろん、肌がキレイになるためには、スキンケアのほかにも欠かせない大事なことがあります。食事、睡眠、運動、そしてストレスをためない生活です。肌や顔は、歳と共にその人自身が反映されます。いくつになっても笑顔が素敵な方は、血色のよい健康的な肌をされていて、どんなお手入れをされてるか尋ねると、きまってシンプルケアです。肌理論にあった正しいスキンケアのお話を、これから紹介していきたいと思います。